今回は初心者の方向けに平泳ぎのキックの蹴り方とコツについてご紹介したいと思います。
平泳ぎのキックは、クロールの息継ぎに続いて、難しい項目だと思います。
慣れるまではかなり難しいと思いますが、平泳ぎのキックを練習中の方の参考に少しでもなれれば嬉しいです。
目次
平泳ぎキックの蹴り方
キックは次の4段階で行います。
4段階を順番に観ていきましょう。
①足を引く
まずは足を引きます。
膝を最大限曲げて溜めをつくります。
膝と膝の間隔は拳1、2つぶんくらいにしましょう。
膝よりも足首が外側にくるようにし、また足首をしっかり曲げましょう。
逆正座、女の子座りの要領です。
内くるぶしを後ろ向き、足の指先を横側に向けましょう。
股関節を曲げて膝自体をへそのほうに引きすぎると、身体が沈み込みやすくなるので、なるべくおへその方に膝を寄せないよう注意しましょう。
②足を開く
膝を伸ばして足を開きます。
膝を伸ばしても足首はそのまま曲げたままで!
このときに足首がまっすぐになってしまうことをあおり足といい、一番気をつけなければならない難しいポイントです。
③足をとじる
開いた足をそのままとじましょう。
膝を伸ばし、閉じながら足首を伸ばしてけのびの時のようなリラックスした状態にします。
④伸びる
そのまま気をつけの姿勢で2秒くらいキープしましょう。
この状態でキープすることで、さっき蹴った水の勢いに乗ることができます。
①②③④を連続でながれるようにスムーズに行います。
膝を曲げてジャンプするようなイメージで、脚の内側や内くるぶしで水を後ろに押し出し、両足で挟み込むイメージで蹴りましょう。
平泳ぎのキックで大事なポイント3つ
次に、平泳ぎのキックにおいて個人的にもっとも大事だと思うコツを3つ紹介します。
コツ① 引いて閉じるまでを素早く行うこと
①の脚の引きの時間が長いと、膝を曲げているため身体が沈みやすくなってしまいます。
素早く引いて素早く蹴るようにするのがポイントです。
先ほどのキックの手順をゆっくり正確にやろうと思ってやってもも沈んでしまいます。
なので、ゆっくり練習し用と思っても、支えがないとなかなかできないのが、難しいですよね。。
コツ② しっかり気をつけの姿勢で伸びること
引いて閉じるまでは早くしなければなりませんが、キックした水に乗るためには、しっかり気をつけで止まっていないといけません。
身体が沈むからといってどんどこ蹴らずに、素早く引いて閉じたら、その水に乗っかれるよう、気をつけの姿勢で2秒くらい止まりましょう。
コツ③ 足首をしっかり曲げること
平泳ぎのキックで一番注意されてしまうパターンが、あおり足です。
引いて膝を伸ばす際に足首がにならないようにしなければなりません。
素早さと正確さを同時に求められるため、ここが難しいポイントだと思います。
特に①から②にかけて、引いてから膝を伸ばした時に足首が真っ直ぐにならないようにしましょう。
以上になります。
ビート板で練習する際は頭をしまったほうがやりやすい!
平泳ぎのキックは膝を曲げるので腰が落ちやすく、練習する際は頭を水のなかにしまって行ったほうが、やりやすいです。
初心者の方は是非、頭を上げずに、水の中に頭をしまってやってみましょう。
ある程度進むようになりましたら、今度はビート板を持って、頭を上げて行ってみてください。
まとめ
平泳ぎのキックは思っているよりも難しいです。
クロールの呼吸ができるようになるのと同じくらい難しいんじゃないかなと思います。
だからすぐできなくても、全然焦る必要も落ち込む必要もありません。
この動画を見て、イメージを掴んで頂けたらと思います。
また、一人で練習するにしてもなかなか難しいと思いますので、
平泳ぎのキックのおすすめの練習方法については、また別動画でご紹介したいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。