水泳の中で唯一、上を向いて泳ぐ背泳ぎ。
スイミングスクールなどではクロールを習得した後に習うことになる場合が一般的なようです。
今回はそんな背泳ぎを泳ぐうえでのコツを簡単にご紹介したいと思います。
参考になれれば嬉しいです。
目次
まずは水面に対して真っ直ぐ浮く姿勢をつくってみましょう
背泳ぎで最も大切なのは姿勢です。
どれだけキックしても、姿勢が悪ければ浮いてくれません。
まずは水面に対して平衡になるような姿勢をつくりましょう。
写真のように仰向きで何もしなくても浮くような姿勢をつくってみましょう。
少し胸を張って、顔はまっすぐ天井を見ましょう。
おへそが水面にくるようになっていればOKです。
おへそが水の中に沈んでいる場合は悪い姿勢なので、ぐっと上げましょう。
仰向けでずっと浮いていられるようなら良い姿勢です。
成人の場合は足が沈んでしまいますが、上半身がしっかり浮いていればOKです。
背浮きのコツ1・しっかり息を吸う事
背浮きをするための浮力を上げるには、息をしっかりとたくさんすうことが大切です。
息を吸うことで肺が膨らみます。この肺が浮きの役割を果たしてくれます。
呼吸が浅いと沈んでしまうので、しっかり深く息を吸いましょう。
背浮きのコツ2・リラックスすること
上を向いて浮くので、鼻に水が入ってしまうのではと力みが入ってしまう方も多いと思います。
極力リラックスして背浮きができるようにしましょう。
鼻から息を吐きながら立つ
先ほども書きましたが、背泳ぎの場合、上を向いて泳ぐので、息をとめたまま水の中に顔が浸かってしまうと、鼻に水が入ってしまい、鼻が痛くなってしまいます。
これを防ぐためには鼻から息を吐く必要があります。
鼻から息が出ている状態の時は鼻に水が入りませんので、立つ時(上をむいた状態で顔に水が浸かるとき)は鼻から泡をぶくぶく出すようにしましょう。
泡を出しながらキックする
まっすぐ浮くことができるようになったら、浮いた状態でそのままキックしてみましょう。
足が沈まないよう、そして膝を曲げないようにし、蹴り上げた際に指先だけが水面の外にでて、泡が出るようにキックしましょう。
泡を出しながらキックした状態が、最も身体が水面に対して平衡で進むキックになります。
蹴り方は基本的にはクロールと一緒です。
蹴り上げを特に意識しましょう。
まずは気をつけの状態でキック、これができたらけのびのように手を頭の上で伸ばした状態(背面キック)でキックしましょう。
背面キック
背面キックは蹴伸びのように手を耳の後ろで組み、肘をしっかり伸ばした姿勢でキックしましょう。
指先が水の外に出ていたり、プールの底を向いているとまっすぐ浮くことができませんので、しっかりと進行方向に向くようにしましょう。
気をつけキックができるのに、背面キックができないのは、気をつけキックの姿勢と、背面キックの姿勢が異なってしまっているのが原因です。
手は頭上へ万歳しますが、それ以外の姿勢は全て気をつけキックと一緒。
身体が硬くて手を耳の後ろに回しづらい方は、良くストレッチして、身体を柔らかくすることも大切です。
手をまわしてみましょう。
背面キックでしっかり泡を出してキックできるようになったら、手をまわしてみましょう。
まずは両手を頭上にのばして壁を蹴り、スタート(ちょうどけのびが逆さになったようなかたち)します。
その後片手を身体の横におろし、片手は頭上で肘を伸ばした状態になります。
写真の状態で3秒間停止し、キックだけで進みましょう。
キックの泡はしっかり出しながらまっすぐな姿勢をキープします。
姿勢をキープするには前章で練習したようにおへそをしっかりとあげ、上の手は耳のうしろで頭に腕がつく状態で伸ばすのがポイントです。
手をまわした時に姿勢が先ほどと変わってしまわぬよう、気をつけましょう。
3秒キープしたら、上の手は横から水をかきながら戻します。下の手はまっすぐ上にあげ、水の外から頭上へ運びます。
左右の手は同時に動かし、左右が入れ替わったら同じように3秒間停止します。
これの繰り返しです。
何度も言いますが、ここでまた頭上の左手が耳の後ろにしっかりついているようにしましょう。
先ほどの背面キックを片手にしたかたち。
この状態で常に身体をまっすぐにキープし、キックの泡を出し続けられていれば合格です。
慣れてきたら停止する時間を3秒→2秒、2秒→1秒と短くしていくことで、速くスムーズな背泳ぎができるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とにかく姿勢が大切!
是非綺麗な背泳ぎを身につけて頂ければと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
良かったら動画でも解説しておりますので、こちらも是非ご参照ください。